2008年10月4日土曜日

サークルの効果


町内会によりやっと設置されたサークルの対カラス効果は絶大です。
網の下からゴミを引きずり出すことはできなくなり、設置以前なら、
5、6羽群れてゴミ袋を蹂躙していた黒い鳥どもは、1匹の見張り
を残して、多分他のエリアを攻撃にいっているようです。

ゴミ散乱はこれで防ぐことができるようになりました。
1匹残った斥候カラスの脱糞攻撃にあわないように
下を通過する際は注意が必要なくらいです。

さて、残るは前述の、適正排出というやつです。


ゴミ有料化を控えて

全国各地のゴミ有料化後施行後に顕在化してくるであろう問題の報道を見つけました。
これはきっとどこでも発生してくるであろう問題であり、いずれ
私の家の前でも発生が予想されます。

■ゴミステーション設置されている家屋へのゴミ被害の対策

なんどでも言いますが、これがなければ到底、ゴミ集積場など
設置させたくはないのが人情です。
札幌市環境局 環境事業のWEB(清掃ホームページ)の中に

適正排出対策の強化

家庭ごみ有料化の開始時については、排出方法を十分に周知するとともに、
「さっぽろごみパト隊」などによる指導体制の強化や地域との協働による
ごみ出しマナー向上運動を行うなど、徹底した不適正排出対策を行います。

という表記がありますが、徹底した不適正排出対策とありますが、では今は
やっていなの?

と問いたくなります。

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不法投棄:名張市、雑ごみ2616件 6倍以上に急増--「有料化」が背景に /三重

名張市「適切な排出を」--今年4月から8月末まで
 名張市で、不法投棄された雑ごみの回収件数が、今年4月から8月末までに計2616件に上り、前年同期(計395件)の6倍以上に急増していることが3日、分かった。今年4月からの家庭ごみ収集有料化が背景にあるとみられ、同市は「適切な排出をしてほしい」と呼びかけている。【金森崇之】

 雑ごみは、テレビや冷蔵庫などの家電リサイクル法の対象となっている製品や、自転車などを除いた分類が難しいごみのことで、ポリ袋などに入れて投棄されたものが中心。同市では、市から委託を受けた市シルバー人材センターの「環境レンジャー」が平日に毎日回収しており、指定ごみ袋を使用しておらず、回収されなかった家庭ごみや、公園や緑地帯への弁当の空き容器などの投棄が多いという。

 市によると、昨年度の回収件数は、100件未満の月が計6カ月で、急増し始めた今年3月(355件)を除けば、最も多くても265件(昨年10月)だった。しかし、今年3月以降は300件を下回った月はなく、同5月には626件に達した。一方、家電リサイクル法対象ごみの回収件数は、ほぼ前年並みだという。

 ◇モラル向上に期待
 市は、環境レンジャーの活動が昨年度の週2回から強化されているため、単純比較はできないとしつつも、「啓発を強めて、モラルの向上に期待したい」(市環境対策室)と話している。

〔伊賀版〕

毎日新聞 2008年10月4日 地方版

ナポリのゴミたち





1番目の動画の emergenza rifiuti とは、緊急なゴミ と直訳されます(web辞書で)。
早急な解決がせまられているゴミ問題 みたいな意味でしょうか?

2008年9月13日土曜日

「サークル」設置後1週間

さて、町内会の配慮により(ワシも一生懸命抗議活動しましたが)
サークルが設置されて1週間。
カラス被害は「0」になりました。
劇的効果です。
カラス軍団は、集積場直上の電線にとまって、たまに下を通る人間に
糞をあびせるかのような行動をとっておりますが、それだけです。

集積場の利用マナーは、まあ、予想どうり。
昼夜とわず、日にちを問わずゴミは投棄されています。
これによりサークルは常に出しっぱなしです。

サークルにして片付けを行うことにより、「常設のゴミステーション」扱いされ
ないようにし、無差別投棄を抑止できるかもという町内役員の思惑は
外れました。

これでは、「歩道上にゴミステーションの箱」を常設しているのと同じですね。

このサークルにけつまずいてころんだ場合、町内会は抗弁できるんですか?
清掃局様?

次回はこれを質問してみようと思う。


2008年9月9日火曜日

清掃局の対応の問題(3)

以前、非常識投棄者のブレンドゴミの清掃局非回収問題を
取り上げましたが、言葉がまとまりましたので書いてみます。

「制裁目的でブレンドゴミをゴミステーションに非回収で
残していくとしたら、それは対象を間違っている。
制裁すべきは、投機者であり、捨てられたゴミステーションを
維持管理している者ではない。

そんな対象のあいまいな制裁を行っている運用方法が問題
であり、清掃局の対応を見直さねばならないでしょう。」

「ゴミステーションの配置問題は、町内会構成員の
利害関係に深くかかわるため、問題調整能力のない
会や、あるいは清掃局側の限界の中でしか物事を
運用できない者が仕切りを行っている場合、軋轢が
発生します。行政介入による納得感のある設置
支援をお願いします。金で解決するとか」

人間性が赤裸々に出る問題の解決には、きれいごとではすまないのです。
ナポリのゴミ問題見ればわかるはずですよね。



2008年9月6日土曜日

急告:ゴミステーションバージョンアップ!

また、別の章立てにて書きますが、町内会の配慮により
ゴミスステーションに囲いができました。
コンパネを50cm正方形にきったものを10枚程度
紐でくくりつけるタイプです。

設置には、町内会長はじめ複数集まって作業して
らっしゃいました。
本日は設置初日ということですが、早速会社から
21:00頃帰宅いたしましたら、利用開始されてました。
それも、囲いをちょっと組み立てる手間を惜しんでなのか
ゴミを、たたんである囲いに立てかけるように!

ゴミの日は明日だし、せめて囲いを組み立てて中にいれなさい!

といいいたい。

ここには、下記の問題を含んでいます。

ミステーションは、投棄利用する人を特定すべき
(管理に直結しているから)ですが、できない。
①特定できているのは、設置されているゴミステーションは誰の
家の前にあるか?
②及び利用対象者を町内で班分けしている

だけで、圏外投棄者、不法投棄者、マナー違反投機者は
すべて匿名なのです。

非常識投棄者の被害にあうのは、ゴミステーション直管理者なのです。

一歩前進した、ゴミステーション(の什器)ですが、これは終わりではなく
管理方法など新たな課題ができたことになります。

これでカラス被害が減らなければ、状況に応じて「抗議活動」を開始します。




ゴミ有料化について(1)

札幌がナポリのようになってしまう前に、このような形で
財源を確保し、行政のゴミ処理能力を少しでも強化していく
方向性は賛成。
ですが施設増強のみではなく、利用者啓蒙、利便性向上
あるいは、ゴミステーションを目の前に設置されてしまっている
世帯の不利益を十分手当てしていかないと、このゴミステーション
設置問題は町内会では解決のつかない問題へ発展する可能性ありです。
特に手入れの悪いゴミステーションの設置されている家に、引っ越して
きてしまった場合。
誰かの利益は、誰かの不利益を生んでいます。
設置対象から、外れていれば「安堵」するのが人情。
冗談ではないです。
みんなでゴミ収集環境をよくしていこうという方向での、
行政からの指導も必要となるでしょう。
もともと納得しずらい事象なのだから、ここを十分ケアしなければ
個人の気持ちは踏みにじられ町内会との軋轢もうみます。

らに、圏外から投棄にくる者をどう規制し、あるいは、非常識投棄されてしまった場合
それをステーション内に清掃局側から「シールだけ貼られて放置し牽制」されてしまった場合
どうするのか?

非常識利用者が特定できない場合、上記対応ではごみステーションを設置されてしまっている
世帯に「制裁期間/放置期間」の悪臭とカラス対策が負担となるのは明らかですよね。

すぐにもっていってください。清掃局様。
あなた方しか頼る先はないのです。

上記問題を解決できないでいるのは行政側です。
非常識投棄の取り締まり、罰則でももうけなければ
(そんなことが可能かは、別途考察?)この事態は続きます。

不利益を民間の、それも個人に押し付ける行為は、
まあ大げさに言えば行政による人権蹂躙です。

ということです。



カラスの生ゴミ攻撃動画

2008年9月5日金曜日

札幌市清掃局とのやりとり(2)

ゴミステーションの設置に関する「縛り」を思いつくままに確認した。

Q1.
箱型のゴミステーションを歩道に設置して、カラスによる
ゴミ飛散被害を少なくしたい。

A1.
歩道に、箱型ステーションを設置し、歩行者がそれに躓いて怪我をした場合、
設置した主体が係争の対象になる。ゴミステーションの管理は「町内会」が
行っている形になっているので「町内会」が対象になってしまう。

Q2.では、けっこうな頻度で見かける箱型ステーションは何なの?

A2.
たぶんそのリスクをわかった上で、やむにやまれずやってる。

Q3.
清掃局は撤去勧告などしないのか?

A3.
しない
(この答え、できないのかしないのか、不明)

Q4.
では、電柱に簡単に設置撤去の可能なコンパネ数珠繋ぎ型の
什器を、使用しないときは、くくりつけるとかは、電柱管理している
ほくでんなどは何もいわないのか?

A4.
公共目的なので、たぶん黙認されている。

※つまり、ゴミステーションの設置方針は、行政側が強く主導するのではなく民間任せ
であいまいといわざるを得ない。
強く主導していこうという行政側の関与は、あまりないとみていい。
予算がないからでしょう。
ゴミステーションの什器購入だか維持管理だかに若干の補助金が降りている
ようだが、町内会の自助努力にまかせるという形に落ち着いている。
これで、ゴミ有料化などといいだすのだから、ゴミステーションを目の前にして、
ゴミ問題にいやでも直面せざるを得ない不運な人は決して納得できないのでないか?
ワシは納得しない。

2008年9月4日木曜日

札幌市清掃局への問い合わせ

これは、数回にわたって相談した内容を抜粋したものです。

◆ケース1:大型ゴミの不法投棄
【Q1】
違法投棄といってよい「ぶらさがり健康機」がラベルナシで捨てられていてこまってます。
赤地白バッテンシールが貼ってあります。
これはステーションを管理しているウチで金払ってシール貼れってことですか?

【A1】
このように連絡があった場合、やむを得ず回収することもありますが、
原則は、そのままにしておきます。
大型ゴミ回収センターのご連絡先をお教えします。

~やりとりが数分~

【A2】
(回された大型ゴミ収集センターとのやりとりが数分~)
しかるべき時期に回収します。

【Q3】
このようなことが再びあった場合はどう対応してもらえるのか?

【A3】
都度、ご相談ください。

※この後、テレビも捨てられたことがあり、あきらめの気持ちで再度連絡し
陳情を数分行って、回収してもらいました。

◆ケース2:ネットのゴミステーションでは、カラスが防げない!
【Q1】
非分別全時間型ゴミ投機者により、ありとあらゆるゴミがブレンドされて
ウチのステーションに捨てられ、ネット下からカラスがゴミ袋を引きずりだして
お食事をされています。
後片付けはウチが、ほぼ毎朝やっているのですが、これは何かの罰則でしょうか?

(↑脚色してます)


【A1】
町内会で、対処方法を相談されたほうがよいですよ。

※この電話会談時には、これ以上吼えても無駄と思い、おまけに貴重な平日の
仕事中でもあり、怒りをおさえ電話をおく。暗転

清掃局よ!休みも働いてくれとは言わない。
せめて、忙しい平日ではなく休みにもコールセンターでも設けて、
相談を聞いてくれ!

★清掃局は、同情もしてくれ、
ブレンドゴミも収集日には回収して
もらいました。
清掃局にできることはしてくますが、
できないことが今後の問題です。
別途、記載します。


余談:国によってはこんなひどいことも!
ナポリでは、あまりゴミについて騒ぎすぎると消されるらしい。

怒りをどこにぶつけるか?

毎日、毎日、まーいにち
ゴミを拾い続けていると、いやでもゴミを観察せざるを得なくなります。
・なんとレトルト食品ゴミの多いことか!(残骸をみるとわかります)
・割り箸も多いな
・おっ、住所氏名の表記が残ったままのDMもあるな〜。
(個人情報だから、自ら探す行為は禁止らしい)以後法規調査しよう。

ハッカー本なんかみると、ゴミの中から個人情報を収集して、ハッキングに利用する話がでてきますが、
このゴミを分析すると、ゴミ投棄マナー悪者の生活史みたいものが見えてくる気がします。
人間に対して生活史って言葉使えるのかわかりませんが、なんか残留物から生活パタンを想像していくのって
それっぽいでしょう?

そんなことを考えて、掃除の気をまぎらわせられるのもつかの間、ゴミ散乱の原因を作った、
時間外非分別ゴミ投棄者のもとにそっくりこの生ゴミどもをお返しすることを妄想したりし始めました。

まー落ち着け。モンスターとかいわれてしまうぞ。
まずは行政関連に相談だ!

ということでお次は、札幌市清掃局からの情報収集の模様をかいちゃおう。

2008年9月3日水曜日

はじまりはじまり

さて、ブログタイトルは「ごみステーションから世界を眺める」である。
昔々のSF作家のエッセイタイトルとあまりに卑近なゴミ問題。
ごれを結びつけて、ブログ開始します。

ウチは、ついこの間まで集合住宅の住人でしたので、あまり身につまされる問題として
考えていなかったのですが、一軒家に引っ越してきて、直面した問題が
「ゴミ」
ウチの前に、ゴミステーションが設置してありました。
引っ越した当初は、まー便利と思った程度ですが、どっこい大変厄介なもんですよ。

近所づきあいの一環として、「町内会」に会費をはらって、たまの町内清掃もちょっと
まじめに参加し、この町内の一員!になってきたな思ってきたところで
腹立たしい問題が発生。

「ゴミステーションの利用マナー」
「カラス軍団のゴミ攻撃」

この相乗効果によって、ウチは毎朝、だれが投棄したともしれない
「ボンカレー辛口」3袋、割り箸の残骸→カラスの餌食
とか
「赤いきつね」汁ちょっと残り目の残骸→カラスの餌食
とか
「ぶらさがり健康機ちょっと破損したもんの残骸」→だれが捨てた!
とか
の無数の散乱ゴミどもを、毎朝毎朝片付ける清掃の日々がはじまったのです。